四季と暮らす コラム 椿の潔い「声」

椿 季語2 月から5月 四季と暮らす コラム

椿と山茶花(サザンカ)はとても似ています。

その違いをどこで見分けるのかというと、それは花の「散り方」。

花がそのままポトリと落ちる椿。

花びらを1枚1枚散らすサザンカ。

 

咲いたままポトリと落ちる様が「縁起が悪い」と忌み嫌われてしまうという側面もありますが、逆に潔いとも言えましょうか。

 

終焉とともに、1枚ずつ花びらを落とすサザンカの風情も、またそれはそれで。

 

「散り方」は「生き方」そのままに、通じるものかもしれませんね。

 

椿の花言葉はいろいろあるのですが、少々変わった「花言葉」もあります。

それは「罪を犯す女」。

「椿姫」というフランスの小説がありますが、それは娼婦と青年の恋物語。

娼婦と青年が恋に落ちるのですが、最後は娼婦が青年を裏切り、悲しい別れが待っていました。

でも実際には娼婦の裏切りは、青年を愛するがゆえの行動だったのです。

 

であるなら、椿の花言葉「罪を犯す女」には、「愛のために」という言葉が本当は隠されていたのですね。

 

愛することに理由は要らない。

椿の潔い「声」が聞こえるような気がします。

文・写真 堀内利子(ハーバルセラピスト/西洋占星術研究家)

 

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