品格の種

きものの「基」「気」「喜」

降る雨の冷たさに秋の深まりを感じる11月、立冬から立春を迎えるまで、季節の暦も冬に向かいます。
少し前までは疎ましいほどの真夏の太陽も、陽だまりを見つけて丸くなる猫のように、そのありがたさをしみじみと感じる季節となりました。

11月23日は勤労感謝の日。
それは明治6年、農作物の収穫を祝うための祝日として設けられたのが始まりといわれています。
そして更にその起こりは、旧暦11月第二卯の日(現在の12月中旬ごろ)に行われていた新嘗祭に起源を持っているのだとか。

収穫を終えた田んぼから「田の神様」を家に迎え、新米でもてなし感謝を捧げ、翌春また「田の神様」が田んぼにお帰りになるまで家族と共に過ごす、そんな自然の恵みに対して先人は常に大自然の中にある神々を敬ってきました。
神々は実際目に見えるものではありませんが、大きなものに守られている感覚、それはきっとどなたにも何かしらあるのではないかと・・・。

自然を敬い、慈しむことは、人の品格にも繋がるものです。
「~しなくては」「こうあるべき」そんなふうに意識しなくても、着物を着た時には自然に背筋が伸びるように、“品格の種”は、きっとすべての人の中にあるのでしょうね。

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文・写真 堀内利子(ハーバルセラピスト)

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