想いのつまったお守り

ほんの少しずつ、日差しが力強くなったことを感じる3月がやってきて、
春の柔らかな風に、閉ざされた冬の暗さも遠のいて行くのがわかる。

そう、お雛様を飾らなくては!

宮中の婚礼を表しているといわれる雛飾りは、幼い頃から“夢“あふれる宝物だった。

金屏風の前の新郎新婦にお付きの三人官女。
お囃子を奏でる五人囃子に、護衛の右大臣、左大臣。
宮中の雑用係とされる三人じょうご(泣き上戸、笑い上戸、怒り上戸)
こんなにもたくさんの家来を従えていることはもちろん、
それ以上に心を躍らせていたのは、御所車やら、たんすや火鉢などのお道具の数々。

それらは平安貴族の嫁入り道具とのことだけれど、
雛人形には「ままごと遊び」の要素がどこか重なる。

“女の子はね、いつかきれいなお嫁さんになるために生まれてきたんだよ“
そんなことを遠い昔祖母に言われて、素直にインプットされた幼子は
3月が来ただけでワクワクしていた。

今どきは顔や髪型、着物さえ洋風に変化したお雛様もあると聞くけれど
本来お雛様はその子の身代わりとなって厄を受ける「お守り」。
お雛様にはこれからもずっとずっと、古式ゆかしくあってほしい。

文・写真 堀内利子(ハーバルセラピスト)

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