1月 ブロッコリー

はなやさい 四季と暮らす コラム

「はなやさい」という言葉は、何とも可愛らしい響きです。
ブロッコリーもカリフラワーも共に「花野菜」ですが、ここ最近カリフラワーは野菜売り場の隅に追いやられているよう思います。

カリフラワーが「花野菜」のセンターに位置していたのは、昭和50年代まで。そこから以降はブロッコリーの時代が始まります。

「畑のビタミンC」と呼ばれるカリフラワーは茹でてもビタミンCは損なわれないのですが、ブロッコリーのビタミンCは、残念ながら茹でることで失われてしまうようです。
ですが、ブロッコリーはカリウム、たんぱく質、葉酸、リン、βカロテンなど、総合的な栄養価が高い野菜です。
この時期ブロッコリーは甘みが増して、1年で最も美味しく食べられるとのこと。
寒い季節を元気に乗り越えるために、またコロナに負けない免疫力を保つためにも、旬の野菜をたっぷり摂ることは大切な事だと思います。

~追記~
ブロッコリーと言えば思い出す友人が。
新婚の新妻時代、ブロッコリーはカットせずに丸ごと鍋に立てて茹でていた・・・と・・・。
懐かしく微笑ましい思い出です。

文・写真 堀内利子(ハーバルセラピスト/西洋占星術研究家)