“にわかにざわつく”和装・和のこと VOL.35

コラム 和のこと

いきなりの積雪に見舞われた先日。

雪に慣れているはずの長野の人にとっても、夜明けとともに深々(しんしん)と降り続く雪はあまりにもサプライズ。

まだ11月だというのに。

 

ドキッとするような真紅や鮮やかな黄色い葉をまとった木々も、落葉の途中で純白の雪に包まれて、一瞬にしてお召し替え。

 

残り少なくなるカレンダーは晩秋から初冬へ。

1年のスタートは新しさと清々しさにあふれているけれど、その年の終わりには・・・

そう、考えてみれば「初」と付くのは、“初雪”が最後になるのだろうか。

実際先日の積雪は、長野市の初雪ではなかったようだけれど、本格的な冬がもうそこまで来ていることを教えてくれたような気もする。

 

“まだ11月だもの、雪なんて降らないよ~”

私もそう思っていた。

天気予報であれだけ「積雪予報」が繰り返されていたにも関わらず。

 

そしてふと思ってしまった。

“まだ大丈夫!と先延ばしにしているものや、私に限ってそんなこと~”と、考えてみたら、棚上げしていることがどれほどあることだろう・・・

 

「転ばぬ先の杖」を準備しておかないと、取り返しのつかないことになりそうな気がして、その夜はスペシャルにお肌のお手入れ。

 

美白にハリ、ツヤ、小じわケア。

 

明日の私より1日だけ若い今日の私が、にわかにざわつく。

文・写真 堀内利子(ハーバルセラピスト)

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