「祈」(き)

きものの「基」「気」「喜」

今回は「祈」のき・です。

「七五三」を現在のような形で祝うようになったのは、大正時代の頃からだとか。
イベント化している現代の「七五三」ですが、医療の発達していない昔は子どもの死亡率が高かったので、成長の節目を無事に迎えた喜びのお祝いだったのでしょう。
女の子は数え年の3歳で「髪置きの儀」そして7歳で腰あげや付紐を取り、おはしょりをして着物を着つけます。この7歳のお祝いは「帯解き」ともいわれるようですが調べてみると、どうやら「帯」そのものに深い意味があったようです。
“帯をしめることによって、魂を内面にしっかりと留めておく”という先人の祈りにも似た思い、それは決して夭逝することのないようにという親の思いそのものともいえるでしょう。そして「七五三」を祝うことによって、幸多き未来を招き入れようとする行事であったこと…それが「七五三」の由来のようであります。
氏神さまに詣でてこれまでの成長を感謝し、これからの更なる成長を祈る、その本当の「祈り」の意味をかみしめながら、今年も「七五三」の幼いこどもたちを目にする機会があったなら、その健やかな成長を心秘かに祈りたいと思いました。

文:堀内

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f塚です。先日、長野市のホテル犀北館にて行われた『ママまつり2015 in Nagano』を見学させていただきました。大変な盛況ぶりで、久しぶりに見る赤ちゃんのむちむちのあんよに、メロメロになりました。イベントを拝見するまでは、ママがたくさんだと想像していましたが、そこは”イクメン”の時代ですね、パパの参加も多数みられ、もう一人ほしい(孫がほしい)と願ってしまいました。

お宮参りに、七五三、十三参りに成人式、女の子も男の子もみんな元気に大きくなあれ。健やかな成長を願うのはいつの時代も同じですね。

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