「桜の花の咲く頃には・・・」
そんなふうに言葉にすることがある。
バラでも、チューリップでも、ひまわりでもなく、それはなぜか「桜」の花。
誰もが待ちわびる、きっと桜の花は春という希望そのもの。
桜の木の下で、優雅に揺れる花々を見上げたのは3年前の今ぐらいの季節。
時折静かに薄ピンクの花びらが舞う中、気のおけない仲間たちとゆっくり語らった。
あの時・・・・
おいしそうに、手の中のカップを包み込みながら桜を見上げたその方は遠い所へと旅立たれた。
目を閉じると浮かぶ優しい面影に、込み上げる思いを抑えることができない。
「今年もまた美しい桜の季節が来ましたよ」
そっと語りかける。
一気に上昇した気温に、梅も杏も桜も一斉に咲き揃う。
時が満ちた・・・きっとそう思っていたのだろうに・・・乱高下する気温の中、
今日は非情にも冷たい雨が降っている。
桜の生命は、その春ごとに違う。
満開のこの桜の花々も、あとどれくらいこの姿を保ち続けてくれるだろう。
「桜の花の咲く頃には」・・・
いつもいつもそんな希望を持っていたい。
文・写真 堀内利子(ハーバルセラピスト)
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f塚です。平成27年4月15日(水) 本日は美保姿きもの総合学院春季認定式 長野市メルパルクで行われます。今日を迎えられる皆さんの努力と健闘にエールを送ります。
ここのところの寒さにも耐え、長野市の桜もまだまだ見頃です。今年は、善光寺さんの御開帳、戸隠神社の式年大祭の年でもあります。遠方からお越しの学院の皆さんにも、長野市の春を感じていっていただけたらと思います。(忙しいスケジュールですが・・・)
追伸 認定式にお着物で車の運転をしてみえる方々。人数が集まると、それはそれ、圧巻です。経験年が高くなるほど、乗降の裾さばきも美しく、これぞまさに現代の着物美人!これからお着物はじめてみようかなという方には、華やかな会場の、着物美人先輩方の所作が実は一番参考になるのかもしれません。模様は、次回、ブログでもご紹介したいと思います。
ではでは。