“単衣の着物”和装・和のこと VOL.33

夏物衣料のラストバーゲン。
ルミネ立川店で大好きなアナトリエに行けば50%オフから70%オフ。
しかも2点お買い上げで更に10%オフ!という信じられないプライスに、あれもこれもと試着しまくった、とある日曜日。
3着ずつ試着すること3回。合計9着のセール品を試着して、結局購入したのは2着だけ。
チェックポイントは、女性ホルモンの低下に伴い崩壊著しい上半身を、いかにスッキリと華奢に見せてくれるかに尽きるため、着丈、首回りのデザイン、ゆったり感、肩のライン等々。
デザイン的にどんなにラブリーなブラウスやサマーニットも、試着してみると悲しいほどに似合わない・・・そんな厳しい現実を突き付けられながら、2着購入しても価格は定価の1着分だから!と自分を納得させていた、そんな日曜日。

そして今年の夏、何年ぶりかで夏の着物を着る機会に恵まれた。
紺地にランダムな水玉模様のモダンな単衣の夏着物は、20代半ばで誂えたものなのに、不思議と50代の緩んだ肉体も、そつなく包み込んでくれるではないか・・・・
感動を超えて、改めて着物の懐の深さ、優れた汎用性に感嘆してしまう。
ただ唯一変化したことといえば、補正。
若い時の「細い部分を埋める補正」から、「飛び出た部分に合わせる補正」へと変わったことだけで、同じ着物がきちんと装えることの喜び。

枝のように細い若い女性は浴衣でも十分美しいけれど、丸みを帯びた中年以降の体には浴衣よりも、単衣の着物の方がキチンと感が増して美しいと心から思えた。
ポッコリお腹も、浮き輪のような腰回りの脂肪も、背中のぜい肉も、すべてを快く引き受けてくれる着物に包み込まれると、そんな年輪のような副産物さえも「なかったことに」してもらえるような・・・
そんな不思議な安心感に守られながら、仕上げは涼やかな博多帯。
独特の軽い締め心地と絹鳴りを思い切り楽しんだ瞬間。
夏着物のひと時が、一陣の爽やかな風のように行き過ぎていった。

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文・写真 堀内利子(ハーバルセラピスト)

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