「小雪」

コラム 和のこと

11月も終わりが近づくと二十四節季は「小雪」。
木枯らしが木々の葉を落とし、山では雪の便りも届く頃・・・今年は平地でもみごとに、いきなりの積雪となりました。
水分をたっぷり含んだ初雪は半日で消えてしまいましたが、木の葉の最後のフライトはまだまだ続いています。

重なり合って舞い踊る枯れ葉は、黄色でもなく緑のようで、茶色でもなくベージュ・・・のような。
“落ち葉は和の色であふれている“
そんな事を思いました。

そんな一色(ひといろ)一色(ひといろ)を八掛や帯締めにして、これとこれを合わせて、と子供のように枯れ葉をカサコソと重ね合わせてみますれば、何とも大人の遊びのようでワクワクしてしまいます。
微細な表現に富んだ和の色が、こんな秋の終わりにたたずんでいたなんて。
そんな小さな発見に心を照らされた晩秋のひと時でした。

文・写真 堀内利子(ハーバルセラピスト)

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