なぜでしょう?
「ふきのとう」のほろ苦さに触れた時、なぜか「冬眠明けのクマ」の気持ちになってしまいます。
ふきのとう、雪菜や菜の花、そしてこれから順次「旬」を迎えるタラの芽などの山菜も、独特の「ほろ苦さ」があります。
実はモルヒネやコカイン、「毒草」で有名なトリカブトにも「植物性アルカロイド」が含まれています。
・・・・と聞くと、少々不安になりますが、どうぞご安心を!
「アルカロイド」の種類が違うこと、そして「フキみそ」や「おひたし」で食べる事においての健康被害は一切ないそうです。
クマが冬眠のために蓄えた「脂肪」も、春の訪れと共に不要になります。
体中にたまった老廃物を排出して、浄化するために、春の野菜の「ほろ苦さ」=「植物性アルカロイド」の働きが必要なのです。
昨今の「コロナ禍」でよく効くのが「コロナ太り」!!
デトックスと浄化、そんな意味も込めて。
そしてコロナ太り解消の希望を込めて、今年の春はほろ苦い「春の野菜」を意識的に摂られてはいかがでしょうか。
何かと制約の多い時代ではありますが、里山の「ほろ苦さ」を探しに出かけてみませんか?
文・写真 堀内利子(ハーバルセラピスト/西洋占星術研究家)