シクラメンはあまり好きではなかった。
なのに、自分でも不思議なほど、今、シクラメンに魅せられている。
今年もピンクを中心に濃淡を楽しみ、花弁のフリンジを楽しみ、あっという間にリビングの出窓はシクラメンで埋まった。
冬の優しい日差しの中で、我が家の出窓はピンクの波が寄せては返す。
ずっと前に「シクラメンの香り」という歌があった。
どんな香りがするのだろう?と気になっていながら・・・
香りがあるという種(しゅ)のシクラメンに顔を近づけてみると、遠くにカサブランカリリーのような・・・
それは何とも高貴な香り。
考えてみればユリもチューリップも、アマリリスもカンナも同じ球根の花々。
その花の存在感は圧倒的。
ハーブの花々はまるでオマケのようにひっそりと咲いて、主役はどこまでも「葉っぱ」なのに。
クリスマスも過ぎ、1年の終わりの1週間はなんと慌ただしいことだろう。
「今年のうちに」と何かにつけ思うことが忙しさを加速させるのだけれど、
きっと私の中にも節目を貴ぶ和の精神性が、多少なりとも刻まれているのだろう。
ほんの少し嬉しくなる。
ちなみにシクラメンの和名は、ブタノマンジュウ。
そう、豚の饅頭!
なぜ?
そのヒントは本文の中に!
どうぞ新しい1年が皆様にとり幸せな年となりますように。
文・写真 堀内利子(ハーバルセラピスト)
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追伸
今年はどんな一年でした?
来年はどんな年にしたいですか?
叶えたい希望や目標はありますか?
ままならないのが現実ですが、せっかく立てた目標に近づける早道の一つは「自分を知る」こと。
知っているようで本当は誰もが「自分」を、鏡を通してしか見ることはできません。
新しい1年は、西洋占星術での太陽星座から「元気を引き出すヒント」をお伝えしたと思います。
スタートは、山羊座。
12月20日、土星が山羊座に入りました。
向こう約2年半続く、土星との一心同体の旅をどんな風に楽しむか、それが大きなテーマとなります。
そんな12星座を巡る旅を、1年かけていたしましょうか。
そしてそこに、どんな「和」が隠れているのか・・・・お楽しみに。
文・写真 堀内利子(ハーバルセラピスト)