梅雨の曇り空に、紫陽花(あじさい)の青が映える・・・
雨が似合う花といえば、紫陽花(あじさい)。
良く晴れた日よりも、少しどんよりとした灰色の空と雨のしずくが似合うのは、
どうしてなのでしょうね。
雨が似合い、雨に愛されている紫陽花。
空の青を、雨が運ぶから紫陽花がその青を濃くするようにも思えます。
花びらに見える部分が実は「がく」で、肝心の花は「がく」の中央に小さく咲いています。
私たちは、その「がく」を見て紫陽花の美しさを思うのですが・・・
スッキリと快晴の太陽に照らされるより
やはり曇り空と雨の日の方が、紫陽花には似合います。
だから
どんよりとした梅雨のグレーの空が続いても
こんな天気の日も・・・・悪くはない!
そんな気持ちにしてくれる、6月のしっとりとした美しい花。
どんなに雨の日が続いたとしても
紫陽花の青は、雨降りの憂鬱を晴らしてくれるものなのかもしれません。
文・写真 堀内利子(ハーバルセラピスト)
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